< 基本仕様 >
● 本体サイズ:全長180mm(刃長50mm)
● 材質:全鋼
● 止具:金止
● 重量:200g(本体のみ)
● グリップ:本革(色:ナチュラル、「みきかじや村」ロゴマーク入り)
● 付属:予備用松葉バネ、紙箱
● 生産地:兵庫県小野市 おの義刃物
< 商品の解説 >
職人が一丁一丁丹精込めて作り上げた、鍛造火造りの高級園芸ばさみ。鋼を叩いて鍛えられたこのはさみは、高い強度と耐久性、鋭い切れ味を誇ります。
タイプは細かい作業がし易い剪定型芽切タイプ(8インチの芽切ばさみは相刃型両刃となります)。
剪定鋏のように、2枚の刃の形状が違うので、果樹の細い枝切り、野菜の収穫、摘み花にも適しています。刃の形状が緩やかなので、滑らかに切れます。
グリップには天然の牛本革を巻き、フィット感とグリップ感を高め、作業効率を高めています。
100以上の工程を経て完成する本鍛造・手作りのこの剪定ばさみは、一丁一丁の表情が微妙に異なり、使えば使うほど手に馴染み、味が出てくる一生モノの逸品です。
※ 松の芽摘みから、やや太め小枝の剪定作業まで幅広く使用できますが、あくまでも剪定専用ではないので太枝切には向いてません。
※ グリップカバーは別売(2,050円/税込)でブラック/レッドもございます。
〜 ポールのオススメポイント 〜
小枝を抜きたいときに、刃が尖っていて長いから、中の方まで切ることができる。
夏の剪定で正確に切りたいときなどにも使える。意外と太い所まで切れる。
ヒモも切れるので、ハサミを2本持たなくてもいい。スパッと良く切れて便利に使える。
● 刀鍛冶の伝統を受け継ぐ金物の町【兵庫県小野市】からお届けします
小野市は兵庫県南部に位置し、東隣りの三木市と共に金物の町として知られています。250年の歴史を誇るハサミ、鎌、包丁、カミソリなどの家庭刃物は、明治維新以降、複合材の開発等により品質の向上が図られ、「播州鋏」と「播州鎌」という名称で愛用されています。とりわけ播州鎌は全国生産量の約60〜70%を占め、その鋭利さから「カミソリ鎌」と呼ばれ、兵庫県の伝統的工芸品に指定されています。
● 職人の技術を次代へ残すために
近年、量産技術向上・商品価格低下により、手作り品の良さが忘れられてしまいました。このままでは後世に技術が受継がれず、素晴らしい逸品が無くなってしまいます。
量産品と手作り品は、見ただけでは違いを判別しにくい物もありますが、実際に使ってみるとその働きの違いに驚かされます。それは、一点一点、素材の特徴を生かし切った匠の技によって完成されたものだから。
機械生産と違い、数量ができないため、どうしても価格が高くなってしまいますが、それ以上の満足感を得る事ができる道具たち。大切なお庭の手入れに、末長くご活用ください。
● おの義刃物さんのご紹介
初代が包丁鍛冶職人を昭和11年に創業、その鍛冶職を2代目が引継ぎ、昭和39年から剪定鋏を始めたことに始まります。現在、若き三代目が新しいデザインと使いやすさを追求しながら伝統を守り続けています。一見同じように見える鋏ですが、一人一人顔が違うのと同じように、本鍛造・手作り商品である為、微妙に一丁一丁異なります。それは100工程以上の作業を全て人が手でこなす証しでもあるのです。
▼おの義刃物さんの製造工程はこちら!
▼おの義刃物さん直伝「剪定鋏のお手入れ方法」はこちら!
>> 「剪定ばさみの使い方と手入れ方法」(みきかじや村さんのページ)
\ 同じ7インチサイズに「剪定ばさみ」タイプもございます /